大学の女子学生が卒業式に着るものといえば大体の方は「袴」を思い浮かべるのではないでしょうか。
袴といえば、大学の卒業式のイメージでしたが、今では、小学校の卒業式でも袴を着ている女の子も多いですよね。
そんな、卒業式の定番の服装にもなっている袴ですが、卒業式には絶対に袴を着なければならないのか、袴以外の服装を着てもいいのか疑問に思う方も多いと思います。
そこで今回は、大学の卒業式に着ていく服について以下のことをまとめます。
- 大学の卒業式に袴は必須なのか?
- 袴以外でもいいのか?
- スーツはOKか?
- 大学の卒業式のマナーやふさわしい服装
卒業式の服装での不安や疑問や、卒業式の持ち物や、コーディネートについても解説します。
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大学卒業式には袴で出席が必須?
結論から言うと、大学の卒業式には袴で出席するのは必須ではありません。
しかし卒業式は一種の「式典」であるため正装が基本 になります。
卒業式に着る正装とは、袴などの和装やスーツ、ドレスやフォーマルワンピースなどの洋装
が挙げられます。
なので、必ずしも袴で出席しなければと考える必要はありません。
とはいえ、実際に卒業式に出席すると、女子学生のみなさんの多くは、袴を着ている人ばかりです。
ある大学の場合調査によれば卒業式の服装の割合は以下のとおりです。
この結果から見ても、袴と振袖含めて和装が9割と圧倒的な人数の多さでした。
実際に私が2024年3月に参加した大学の卒業式は女性のほぼ全員が袴姿でした。お一人だけリクルートスーツの方がいました。
また、卒業式の後に行われるパーティーの謝恩会では、洋装のドレスに着替える方が8割ほどなのでほとんどの方が、卒業式は袴、謝恩会はドレスという流れ のようです。
しかし、袴を着るとなると、レンタルするのに事前に計画を立てなければなりませんし、お金もかなりかかります。
無理をして、周りと合わせて袴で出席する必要は全くありません。
大学卒業式の袴以外の服装は?浮かない?
大学の卒業式では袴以外の服装でも大丈夫ですが卒業式では正装が基本 になります。
大学の卒業式の袴以外の正装としては以下の服装です。
必ず袴を着なければならないという決まりはないので、正装であればスーツ等を着も問題ありません。
しかし、袴を着ている人が多いとなると、袴以外を着ていると浮いてしまわないか不安になるかとは思います。
確かに、袴が圧倒的な割合の多さではありますが、デザインや服装のマナーを守り、堂々と参加していれば気にする必要はありません。
自分が思っているより他の人は気にしていないので、大丈夫です。
では大学の卒業式で着ていく服についてそれぞれみていきましょう!
1.リクルートスーツ
大学によってはリクルートスーツの割合が多い場合もありますよ。
しかし、大多数が袴なので、華やかさを考えると控えめになってしまいます。
大学を卒業すると、結婚式に招待されたり、会社のパーティにお呼ばれしたり、フォーマルな服装をしなければならない場面が出てきます。
卒業式だけでなく、これから先も使えるようなスーツを今のうちに用意しておくのもいいですね。
2.振り袖
振袖と言えば成人式に着る印象があるかと思いますが、大学の卒業式に袴だけではなく、振袖の着用も出来ます。
袴を着る場合は振袖と袴はセットなので、どうしても柄が隠れてしまいがちですが、振袖のみを着ると、振袖のきれいなデザインが全面に出るので、印象が明るく見えます。
ですが、あまり派手な印象になるデザインよりも、控えめになるように振袖や帯など、全体的な印象を整えて振袖を選ぶとよいでしょう。
3.フォーマルなワンピース・ドレス
大学の卒業式に袴以外で、ドレスやワンピースを着る場合は、いくつか気を付けるべき点があります。
例えば肌の露出の激しい服装や派手な色の服装は、卒業式に出席する上でふさわしくない服装 になってしまいます。
洋装の場合は、デザインや色に気を付けて、全体的に派手過ぎず、シンプルなイメージになるような服装を心がけた方が良いです。
むしろ周りが袴だらけなので良い意味で目立てると思います。
4.民族衣装
日本出身ではない海外留学生の場合、やはり自分の故郷である国の衣装を着たいと思う方もいます。
生まれた国の正装である服で参加する方も見かけます。
大学によっては、特色などで許可できないところもあるかと思うので、その場合は、大学の学長や関係者の方に確認しておくのが、確実だと思います。
5.コスプレ・京都大学の場合
卒業式の時期になると毎年話題に上がるのが京都大学の卒業式です。
それが卒業式にコスプレ参加OKな「コスプレ卒業式」です。
京都大学には「自由な学風」という理念があり、それを象徴するような卒業式ですよね。
いつから始まったものなのか、きっかけも、明らかになっていませんが、1980年ごろから始まって今では伝統となって受け継がれている卒業式です。
毎年趣向を凝らしたコスプレ姿を見ることができるので、毎年趣向を凝らしたコスプレ姿がたくさんあるようなので、実際に見てみたいと思いました。
大学の卒業式は、校風もあるため先輩などに事前に雰囲気を聞いてみるのもいいですね。
卒業式で袴を着るのはなぜ?
袴は平安時代の女性が、十二単のうちの一部として身に付けていた衣服でした。
また、宮中の女官服にも使われており、昔からきちんとした女性の身なりの服装として認識されていました。
そんな中、女学生が袴を着る習慣が根付いたのは明治時代からになります。
当時は、女性が勉強するのは、難しい環境でしたが、そんな中でも教育を受けられる女性の象徴として制服代わりに袴を着用していたそうです。
現在では、それぞれの学校で制服があり、それを着用するのが当たり前になりましたが「女性が教育を受けた象徴」として卒業式に袴を着る習慣が残った ようです。
大学の卒業式で一番多く着られているのはなんといっても『袴』です。
ここからは袴について見ていきましょう!
卒業式の袴セットはどこで借りる?
卒業式の袴セットを借りる場合はどこで借りられる のでしょうか。
1.大学の生協で袴を借りる
大学に生協がある場合生協が提携している業者さんで、卒業式の袴をレンタル することができます。
大学の生協で袴セットを借りる場合は、卒業式の当日の朝に規定された大学の場所に行けば、袴の着付けからヘアセットまでしてくれます。
帰りは大学内袴や着物を脱いで、そのままの状態で返却して私服に着替えて帰宅できるので、便利です。
レンタル料金は5万円ほどかかります。
2.貸衣装屋さんで卒業式の袴をレンタルする
レンタル専門の貸衣装屋さんで着物や袴をレンタルすることができます。
大学のある街で着物や袴をレンタルする時は、夏休みには予約をすると良いです。
というのは、袴や着物が1点ものである ということとで、良いデザインから借りられてしまい早い者勝ちとなります。
また、着付けの時間が良い時間から埋まってしまう ためです。
多くのレンタル衣装屋さんでは、美容室も併設していて、卒業式の当日に着付けやヘアセットををしてくれるところもあります。
その場合、希望の時間の予約が取れず、朝6時台など早朝になってしまうことがあります。
希望の着物や袴、希望の着付け時間を予約するためには、夏頃の予約がおすすめです。
3.写真屋さんで卒業式の袴をレンタルする
写真屋さんでも卒業式の着物や袴をレンタルできるところがあります。
貸衣装屋さんと値段はほぼ変わりませんが、着付けをしてその場で写真が撮れるというメリットがあります。
卒業式が朝の場合は、卒業式当日に着付けをして写真撮影までは行えないことがほとんど です。
なので、写真屋さんで袴セットをレンタルする場合は、当日ではなく、写真は前撮りが基本となり当日は着付けのみとなります。
4.楽天で卒業式の袴セットをレンタルする
楽天で袴セットを借りるのが個人的にオススメです!
楽天市場では色々なお店を比較できますし、とにかくデザインが豊富なので、じっくりデザインを考えながら選ぶことができます。
また、ほとんどのお店がクリーニング不要です。
卒業式で利用後は配送された段ボールに詰めて、一緒に送付される着払い伝票を貼って、自分で集荷依頼をするだけなので返却も楽ちんです。
集荷依頼は商品到着時にすぐ行っておくと、集荷依頼を忘れていた!と慌てる心配もありません。
送料無料も多く、卒業式以外の用途でも袴が必要になった時は、すぐ届けてくれるところもいくつかあるので安心ですね。
さらに、楽天市場はクーポンが配信されていたり、楽天ポイントが付くので、楽天アカウントがある方はお得にレンタルできます。
楽天でレンタルできる袴セット:ちはやふる
3泊4日で19,800円です。
漫画「ちはやふる」とコラボしており、華やかでかわいいデザインです。
プラス1,000円で袴を汚してしまった場合もクリーニング代が不要になるサービスもあるので安心ですね。
また新品の足袋のプレゼント付きです。
巾着はプラス500円でレンタルできるので、必要な方は一緒にレンタルするといいですね。
3泊4日で9800円でレンタルできる袴セット
3泊4日で9800円です。
春にピッタリのライトグリーンでチューリップの絵がきれいなデザインです。
着付けのセットも充実しており、髪飾りが800円でオプションで別途料金がかかりますがつけることができます。
全体的に見ても、とても安くレンタルできるのでコスパは抜群です。
また、北海道沖縄一部離島のみは1780円の送料がかかりますが、その他の地域は送料無料です。
高評価のレンタル袴セット
4泊5日レンタルで15,800円です。
袴以外の巾着・半巾帯・重ね衿・草履の色、デザインは呉服屋の方がコーディネートして届けるのでどんなコーディネートになるかは届くは届いてからのお楽しみになります。
自分で選べないので不安になるかと思いますが、口コミではかなり高評価ですので、安心して良いかと思います。
履物も草履とブーツが選べるのも嬉しいですね。
卒業式の袴のレンタル料はいくら?
卒業式の袴を貸衣装屋さんでレンタルする場合の料金について説明します。
卒業式の袴セットは、選ぶ2尺袖の着物と袴や小物のグレードによって値段が違います。
中村里砂や玉城ティナなどのタレントがモデルとして着用している袴セットだと一式で13万円ほど のレンタル料がかかります。
モデル着用の袴セットではない場合でも、最低4万円ほどのレンタル料はかかると思った方が良いです。
また卒業式に袴で出席する場合は、着付けの料金がかかります。
美容室で着付けをする場合は、1万円弱の着付け料と、早朝の場合は早朝料金が1万円ほどかかります。
また髪の毛のセットも7~8,000円ほどかかります。
トータルで数万円~十数万円かかりますが、レンタルの場合は着用後は、自分のものにはならないです。
メルカリで使用済みの商品を買うと言う手もあります。
レンタルするなら1万円台から借りられる楽天がおすすめです。
袴のレンタルや購入が難しい学生さんの場合は、正装なら袴以外でもOKです。
出費を押さえて今後も使えるフォーマルなドレスや入学式の時に使ったリクルートスーツを着るという方も多いですよ。
大学の卒業式の袴以外の服装の注意点は?
袴以外の服装で、例えばスーツですと、どうしても華やかさが控えめになってしまいます。
なので、色付きや、フリルのついたブラウスを選ぶなどして、少し華やかさをプラスしたり、今後も使いまわせるようなデザイン性のあるジャケットやブラウスを選ぶのが良いのではないかと思います。
また、ドレスやワンピースを着る場合は、動きやすく上品さのあるものを選ぶとよいでしょう。
しかし、肌の露出の多い服装や、派手な色のものは避けた方が良いので、やむを得ず肌が露出してしまう場合は、ジャケットやボレロを羽織りましょう。
そしてストッキングに関しては、ベージュが基本です。
黒は喪服の印象が強くなりますし、色タイツ、素足はカジュアルな印象になるので、避けるとよいでしょう。
大学の卒業式のバック(大きさ・色)について
基本的に服装に合わせたバッグを持つとよいでしょう。
メインバッグは小さめで、荷物が入りきらない場合は大きめのサブバッグを持つ方もいるようです。
サブバッグに関しては、式後に渡される記念品などを入れられるサイズを用意しておくといいですね。
袴で出席する場合のバッグは巾着を持つ方が多い です。
和装といえば巾着のイメージですし、大きさも小さめで女性らしさが出て素敵ですよね。
また、パーティーバッグを持ってそのまま謝恩会などに参加するという方もいます。
バッグの大きさも小さいので、華やかな柄やデザインだと、和装にも合わせられます。
スーツの場合は、落ち着いた色の本革のトートバッグを持つなどしましょう。トートバッグですと社会人になったときにも使えるので長く使えるので便利です。
大学の卒業式の持ち物
基本的に、小さめのバッグなので必要最低限の物でなければ入らないかもしれません。
財布やスマホはもちろんのこと、化粧直し用のメイク道具やリップ、涙を流した時にはハンカチやティッシュなどがあると安心ですね。
持ち物は前日にしっかり確認して、忘れ物がないように準備したいですね。
卒業証書などが入れられる黒いサブバッグがあると便利 です。シンプルなものなら慶弔時に今後も使えます。
大学卒業式の袴以外の服装まとめ
大学の卒業式には袴を着る方が多いです。
大学によっては女子のほとんどが袴ということもあります。袴以外で浮くのが怖い方は先輩に雰囲気を聞いてみましょう。
大学の卒業式では袴以外にもスーツやワンピース、振袖など、卒業式にふさわしい服装であれば、袴を着なければならないという決まりもありません。
大学の卒業式の服装選びに、後悔がないように自分が着たい服装で参加して、一生に一度の卒業式を楽しく過ごしてくださいね。