レモンのような香りが楽しめると人気のハーブのレモンバームを植えてはいけないというのは本当でしょうか?
実は、庭先や花壇にレモンバームを植えてはいけない理由がいくつかあるのです。
レモンバームの歴史は古代ギリシャ時代からと古く、現代でも料理や菓子、薬草としても利用されています。
今回はなぜ、レモンバームを植えてはいけないのか理由をまとめました。
植えてはいけない理由を理解したうえで、栽培する方法やコツ等も紹介します。
プランターでのレモンバームの育て方についても解説しますので最後までご覧下さいね!
レモンバームを植えてはいけない理由3選!
ハーブティーとしても有名なレモンバーム。庭に植えていつでも楽しめると嬉しいですよね。
レモンバームはその名の通り、爽やかなレモンの香りが特徴的ですが、レモンの様に酸味はなく使用しやすいハーブの一つです。
そんなレモンバームを庭に植えてはいけない理由は大きく3つあります。
2.庭にある他の植物が育たない
3.庭がハチだらけになるかも
それでは、順番に詳しくご紹介しますね。
1.繁殖力が強く、庭の草むしりが大変になる
レモンバームはしそ科の多年草です。6月~7月頃に白色や黄色の花を咲かせた後は、種がなり地に落ちると翌年に芽吹きます。
寒さにも強く、葉や茎が枯れても根が残っていれば翌年も同じように生えてきます。
とても繁殖力が強く雑草とも共存するため、庭の草むしりが大変 に!
他にも、成長すると枝の部分が固くなり後始末が困難になります。
2.庭にある他の植物が育たない
レモンバームやミント等のハーブは地下茎です。
根が強く、地下30cm以上に根を伸ばし、左右にも広がります。
手を掛けなくても育つため、周辺の植物が日が当たりにくくなったり、根を伸ばせなくなり育ちにくくなります。
気が付けば、庭がレモンバーム畑になる事も…。植える場所によってはお隣さんの庭に広がる可能性もあるので注意 しましょう。
3.庭がハチだらけになるかも
レモンバームはギリシア語でメリッサと呼び、ハチミツを意味します。
古代ギリシャではハチがたくさん集まる事から名付けられました。ハチはレモンバームを好み、香りに良く集まって蜜採取を行います。
そのため、花が咲く頃になるとミツバチやクマバチ等が訪れます 。
小さい子供がいる家庭や草むしりの際には気を付けましょう。
レモンバームを庭に植えるメリット
レモンバームを庭に植えるデメリットばかり紹介しましたが、メリットもあるはず!調査しましたよ^^
先ほど紹介した③庭がハチだらけになるかもを応用します。
ハチは花粉媒介をするので、果樹や野菜と一緒に育てると効果は抜群!家庭菜園を楽しむ庭であればメリットありです。
花の受粉を助けるコンパニオンプランツとしても利用でき、トマト・キャベツ・ブロッコリー・キウイ・リンゴ等と相性は◎です。
パセリとイタリアンパセリとレモンバームはトマトのコンパニオンプランツになるらしいので、鉢のまま設置してみました(少し掘って埋めている)。いつぞやのトマトの芽かきで大きめのやつを水にさしておいたら根が出てきたのでそのうち植えます。 #家庭菜園 pic.twitter.com/AurjOt1Lqh
— すなみ (@sunam1sum0) June 4, 2017
植える場所が見当たらない場合は、鉢植えの物を近くに置いておくのも良しですよ。
他にも、②他の植物が育たない事を応用して、雑草対策として植える事も出来ます。
どちらにしても、管理は必要にるので十分考慮したうえで栽培しましょう♪
レモンバームの栽培のコツ
レモンバームを栽培するコツは、まずご自身が使用する量を把握する事です。
少量利用する場合はプランターでも十分でしょう。メリット、デメリットを考えて栽培方法を選びましょう。
どうしても庭に地植えしたい場合は、「根止め方法」があります。
■レモンバームの根止めの方法
根止め方法は、土を50cm程度掘り起こす→トタン板等で壁を作る。
地中に壁を作ることで、地下茎で伸びる根の侵食を防ぐ事が出来ますよ。
また、レモンバームは種で増えるので、花芽を早めに摘む事で増殖を抑える事が可能です。
それ以外にも、花が咲くと葉や根が固くなり香りが減少するため、花を咲かさない様にすると長く香りを楽しめますよ。
レモンバームをプランターで育てるコツ
レモンバームは庭だけじゃなく、プランターでも育てやすく初心者でも簡単!プランターなら室内でも楽しく栽培出来ますよ。
種からでも栽培可能ですが、早く確実に楽しみたい方は苗植えがおススメです。
レモンバームは乾燥に弱く、特にプランターや鉢植えは乾燥しやすい傾向があります。
土の表面が乾いてきたら、全体的にたっぷり水を上げましょう。(鉢底の穴から水が流れてくるまで)
原因は、おそらく水のあげすぎと栄養の与えすぎ。
構いすぎもよくないのね😔
お外のプランターに移して、生命力を信じてみる😔#レモンバーム#ハーブ pic.twitter.com/KUGl4tb7In— amane (@amane_mar) November 17, 2017
※水のやりすぎには注意しましょう。
置き場所は、明るい日陰(日が当たりすぎない場所)に置くとよいでしょう。
良く育ってきたら、定期的に切り戻しをすると、脇芽が出て収穫量が増えます。
葉が黄色くなったり、枯れてきたら切り取りましょう。
切り戻しをする事で、新陳代謝が高まりフレッシュな香りを楽しめます。
原因は、おそらく水のあげすぎと栄養の与えすぎ。
構いすぎもよくないのね😔
お外のプランターに移して、生命力を信じてみる😔#レモンバーム#ハーブ pic.twitter.com/KUGl4tb7In— amane (@amane_mar) November 17, 2017
葉が茂りすぎると、風通しが悪くなり病気の原因にもなります。
屋外で管理する時は、アブラムシやハダニにも注意して下さいね。
レモンバームを植えてはいけない理由 まとめ
レモンバームを植えてはいけない理由をまとめました。
- 繁殖力が強く、庭等に地植えすると管理が大変になる
- ハチが好きな香りのため、開花時期は気を付ける
- プランターでも育てることが可能
レモンバームはしっかり管理すれば、初心者でも問題なく栽培できる植物です。
プランターや鉢植えなら管理もしやすく、すぐに収穫できるメリットも!
最近では、スーパー等でも購入する事が出来るようになってきました。
レモンバームの花言葉は「思いやり」「同情」「共感」。
料理やハーブティーにも使用でき、いつでも爽やかな香りを楽しめます。
メリット、デメリットを理解し、ご自身にあった栽培方法を選んで下さいね。