「日日是好日」 ということばを聞いたことがありますか?
とても有名な格言で、禅語の一つでもあります。
昔からの格言というものは人生の支えになってくれることがあり、この「日日是好日」も運が良くなる言葉として知られています。
「日日是好日」という文字を見たことはあるけど、何て読めばいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?
この記事では、「日日是好日」の意味や読み方、使い方についてもご紹介していきますので参考にしてみてください!
日日是好日の使い方は?正しい読み方や意味を解説!
2018年に公開の樹木希林さんの遺作となった映画「日日是好日」。
この映画で初めてこの言葉を聞いたという方もいるかもしれませんね。
「日日是好日」はとても素敵な禅語なのですが、日常生活では見たり聞いたりする機会の少ない言葉でもあります。
日日是好日の読み方や意味を知り、正しく使って、自分の生きる糧にしていきましょう!
日日是好日✨✨😊
🌱🌱毎日毎日が素晴らしい🌱🌱
あるがままを良しとして受け入れる😌 pic.twitter.com/tHnuvSBD4v— ✨多聞*tamon✨ (@tamon_farm) September 3, 2022
日日是好日の正しい読み方は?
日日是好日の読み方はいくつかあります。
正しい読み方としては「にちにちこれこうじつ」 が知られています。
また、禅の言葉として使う場合は「にちにちこれこうにち」 と読むこともありますし、日常会話では「ひびこれこうじつ」 と読むことが多いです。
他にも、
「ひびこれこうにち」や「ひびこれよきひ」などという読み方もあるようです。
日日是好日の意味は?
日日是好日の意味は、「毎日毎日が無事で良い日である」 という意味です。
でも、実際には毎日が良いばかりなんてことはありませんし、人生は山あり谷ありですよね。
実は、本来の「日日是好日」には、他にも意味があるんです。
同じ出来事が起きても、人によって良い日と思える人もいれば思えない人もいますよね。
でも、自分に起きている出来事がどんなことであっても、自分にとって意味のあることと思い、
「どんな状況でも逃げずに精一杯生きよう」
と自らが行動することが大切です。
その精一杯生きるという積み重ねが毎日を好日にしてくれる。
日日是好日には、そのような大切な意味が込められています。
簡単な言葉のようで奥が深いです。
私の大好きな言葉…
『日日是好日』
今日という日に良いも悪いもない、人によって良い日も悪い日も違う、比較するものでもない
今日は最悪だと思っても…時が経つと…あの最悪な日があったから今があると…すべてがどうになるかわからない。
ならば今日を好日にしようよ、するもしないも自分次第だから— やなぎ🍃おうち介護を応援🌈認知症介護者メンタルケアプラン (@yanamaro_office) September 2, 2022
日日是好日の使い方・例文を紹介
日日是好日の使い方には、大きく分けて以下の二つがあります。
- 今後の自分の意思を表現するとき
- マイナスな出来事からプラスの出来事を見出し気持ちを切り替えるとき
それぞれの例文を私なりに考えてみますと、
- これから新しい仕事を始めますが、どんなことがあっても「日日是好日」と思いコツコツと頑張ります。
- 大雨のせいで野球が中止になってしまい練習の成果が出せなくなってしまいましたが、「日日是好日」の気持ちで今はゆっくりと家で休養します。
1.は、何か新しいことを始めるときなどに、どんなことがあっても一生懸命頑張るという自分の前向きな意思を表現するときに使えます。
2.は、現状が自分にとって好ましくない状態だけれども、それを良い機会だと捉え気持ちを切り替えるときに使うと良いですね。
日日是好日の由来は?
「日日是好日」という言葉はどのようにして生まれたのでしょうか?
日日是好日は、中国の仏書「碧巌録―六」に出て来ることばです。
九~一〇世紀、唐王朝が滅びる前後の時代の中国に、雲門文偃という禅僧がいました。彼はあるとき、弟子たちに向かって、こんなことを問いかけました。「夏の修行が終わる七月一五日までのことは問題にしない。その日以後のことを、一言で言い表してみよ」。そして、弟子には答えさせないまま、自分で「日日是好日(毎日がよい日だ)」と答えた、ということです。
<コトバンクより引用>
日日是好日の由来は、昔々の中国から来ていました。
日本だけでなく中国でも古くから使われてきた有名な禅語なんですね。
まとめ
「良い日も悪い日もあるけれど、その日一日がどういう日なのか決めるのは自分。毎日を一生懸命生きよう」
そんな深い意味が込められている「日日是好日」。
この素敵な言葉を自分の座右の銘とすることによって、日々を前向きに生きるための支えにしていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。