結婚式に招待されたけど、手持ちのワンピースでは結婚式にカジュアル過ぎるのかと頭を悩ませますよね。
- 結婚式のお呼ばれでカジュアル過ぎるワンピースとは?
- 結婚式に着ていくドレスに白や黒は大丈夫?
- 洋服の素材でNGはある?
- ワンピースやドレスは柄物でもOK?
- アクセサリーはつけていいの?
- そもそもワンピースではカジュアル過ぎなの?
実は、結婚式に着ていく服には、失礼にならないように細かいマナーがあります。
この記事では、結婚式に着ていく服装のマナーについてわかりやすくお伝えします。
結婚式にワンピースはカジュアルすぎる?
結婚式にお呼ばれした時にワンピースを着ていきたい場合、カジュアル過ぎなければ、ワンピースでも問題ありません。
そもそも「ワンピース」と「ドレス」の違いとは何なのでしょうか。
実は、二つとも大きな違いがないようです。
日本では、ワンピースはカジュアルで普段着、ドレスは結婚式やパーティーなどのフォーマルな場で着用する、というように何となく分けて考えていますよね。
実際には、袖や丈の長さで違いがあるわけではないので、同じと考えてよいのです。
そのためワンピースでも、色や素材デザインに注意して着用すれば、結婚式に着用しても問題ありません。
結婚式でダメな素材は?カジュアルすぎる見た目でNGな素材は?
ワンピースでカジュアルに見えてしまうのはデザインというよりは生地の素材でによりカジュアルに見えってしまうことがほとんどです。
では、カジュアルな素材とはどんなものでしょう。
色や柄だとNGなものは何となく想像がつきやすいですが、素材となると少し難しいですよね。
これからカジュアルに見える素材について詳しくお伝えしていきます。
結婚式でカジュアルに見える素材は?
結婚式のワンピースに使う素材で、カジュアルに見えてしまうものには、以下のものがあります。
1.綿・コットン
コットンなどの綿の生地のワンピースは、肌触りも良く、肌に優しいので季節問わず多くの服に使われている素材でが、フォーマルな席には合わない素材です。
綿の素材は、どんなに素敵なデザインのワンピースやドレスでも、カジュアルに見えてしまうものです。
結婚式に着ていくワンピースの素材として綿は避けた方が良いものの一つです。
2.麻・リネン
麻・リネンは天然素材で吸水性が良く、夏に着ると涼しい印象を与えてくれますし、体に優しい素材で人気です。
しかし、麻はしわになりやすい素材なので、カジュアルに見える傾向があります。
結婚式に着ていくワンピースとしては、麻の素材は適していないといえます。
3.ニット地
ニット地も結婚式に着ていくワンピースとしては避けた方が良い素材です。
ニット地は着心地が良いので人気の生地でが、デザインにも売りますが、どうしてもカジュアルな印象になってしまいます。
そのため、結婚式などのフォーマルな場では避けた方が良いでしょう。
4.革素材
また、革素材は、ワニやヘビなど動物の皮などが動物の殺生を連想させるため、結婚式には着るのは避けた方が良いとされています。
5.ファー
ファーも動物の毛を連想させて同じ理由で避けた方が良いとされています。
加えて、結婚式は飲食を伴うためファーから毛が落ちてしまい、衛生的にもふさわしくない言われています。
上記の理由からファーを嫌う方もいるので、結婚式では避けた方が良いかもしれません。
レースやチュール・シフォンは大丈夫?
レースやチュール、シフォンの素材に関しては、フォーマル向きの素材なので、結婚式のお呼ばれに着ても問題はありません。
レースの中でも、コットン素材のレースはカジュアルに見えるので、避けるようにしましょう。
また、透け感のある生地は必ず裏地と同系色にすると良いとされています。
結婚式で避けたい服装は?
全身が白や黒の服装は避けた方は良いなど、結婚式のお呼ばれには適していない服装があるので紹介します。
結婚式のワンピースは白色でも大丈夫?
ウェディングドレスと言えば「白色」ですよね。このように白は「純白」を意味する新婦の色とされています。
結婚式の場で、主役である新婦と同じ色の服を着るのは、マナー違反になってしまうので注意が必要です。
結婚式のお呼ばれに行く方は、白いワンピースや衣装は着ないように注意しましょう。
結婚式のワンピースは黒でも大丈夫?
黒色に関しては、喪服をイメージしてしまうため、お祝いの場では不向きとされています。
しかし、バッグやアクセサリーで華やかな物を身に着けて、暗いイメージにならないように工夫すれば、問題ないでしょう。
白色や黒色はどちらの色も、全身黒や白にしてしまうのはNG です。
光るアクセサリーや小物などポイントに使えば、黒のワンピースやドレスは着ても問題なく素敵ですね。
真っ白や真っ黒など、印象が強くならないコーディネートを考えれば、結婚式のお呼ばれでも問題なく着ることができます。
肌の露出が多い服を結婚式で着ても大丈夫?
また、胸元が大きく開いていたり、ミニ丈や長いスリットが入ったスカートなど、肌の露出が多い服は結婚式にはNGとされています。
スカート丈はきちんとひざが隠れる丈のものを選びましょう。
体のラインが強調されるヒップラインがピッタリしているロングスカートは避け、スリットが入っていないふんわりしたスカートにすると良いでしょう。
また、二の腕が出るノースリーブドレスに関しては、着用出来ますが、ジャケットやボレロを着用して肩や二の腕は隠すようにしましょう。
新郎新婦よりも目立つ服装はNG
また、結婚式の主役の新郎新婦より目立つ色のドレスは避けた方が無難です。
特に、新婦のカラードレスと被ってはいけないというのがありますよね。
しかし、今では当日のお色直しまで内緒にしたり、ドレスの色当てゲームなど一種の披露宴のプログラムとしていることもあります。
できれば、色がかぶらないようにしたいので、それとなく新郎新婦にヒントをもらって、服装の色選びの参考にすると良いかもしれませんね。
結婚式ワンピースでカジュアルすぎるデザインとは?
結婚式のようにフォーマルな場では、基本的にワンピースは無地の単色が基本です。
柄がプリントされていたり、何色も使われていたり、派手な色を使った柄は、カジュアルな印象を与えてしまう可能性があります。
同じ色の模様や、ワンポイントのような色がある程度ならば、問題はありませんが、全く色の違う模様などがついている場合は、新郎新婦よりも目立ってしまうので注意が必要です。
結婚式で柄もののワンピースは大丈夫?
水玉模様や、ストライプ柄などの柄がプリントされたものは、カジュアルに見えやすいので気を付けなければなりません。
ただし、絶対にNGというわけではなく、二次会や結婚式自体がカジュアルな場合は、OKな場合もあるので、新郎新婦に確認してみた方が良いでしょう。
結婚式でバイカラーのワンピースは大丈夫?
バイカラーワンピースは上下違う色で作られたワンピースです。
おしゃれなデザインが多く、今では結婚式用のバイカラーワンピースもあり、実際に着用している人も、多い印象を受けます。
しかし、上下が分れた色や素材が「別れ」を連想させるため結婚式には不向き とされています。
そのため、結婚式がカジュアルな雰囲気であれば問題ありませんが、他のゲストの顔ぶれや、格式高い結婚式であれば、バイカラーワンピースは避けた方が良いかもしれません。
結婚式でNGなバッグは?
結婚式では「小ぶりで華やかなバッグ」が基本です。
結婚式で避けたいバッグとしては以下のものが挙げられます。
- トートバッグのような大きいバッグ
- ヒョウ柄など動物柄のバッグ
- カジュアルな素材のバッグ
パーティーバッグは、実用性よりもアクセサリー感覚で持つと考えた方が良いです。出来るだけ荷物は最小限に、厳選していれるようにしましょう。
大きいバッグを持つと、せっかくのワンピースが目立たなくなってしまいますし、バッグは椅子の背もたれに置くことが多いので邪魔になってしまいます。
しかし、どうしても荷物が入りきらないという場合は、サブバッグとして大きめのバッグを使う方もいます。
その場合は、サブバッグはクロークに預けて、パーティバッグのみ結婚式の会場に持ち込む ようにするとよいでしょう。
また、ワンピースの柄と同様に、バッグでも、ヒョウ柄などのアニマル柄は殺生を連想させるため避けた方がいい です。
素材も、ビニールや麻生地、布製はカジュアルな印象になってしまうので注意しましょう。
結婚式のお呼ばれでのアクセサリー選びの基本
結婚式のお呼ばれの時につけるアクセサリーは、主役である、花嫁と被るような生花や造花などお花がモチーフのアクセサリーは避けましょう。
また、ティアラなど花嫁が付けることが想定されるアクセサリーは、避けた方がいいです。
結婚式の時間帯によって、付けない方が良いアクセサリーもあります。
アクセサリーは写真写りを考えて選ぶ
例えば、昼間は写真を撮ったときに、フラッシュの影響で、自分や周りの写りが悪くなる可能性があるため、ダイヤやビジューのキラキラしたアクセサリーは避けた方が良いとされています。
逆に夜は、光の反射などは気にせず、室内の照明に映えるゴールドや宝石などのアクセサリーを選ぶと良いようです。
揺れるイヤリングやピアスは結婚式ではNG
また、ピアスやイヤリングも、ゆらゆらと揺れるピアスは「家庭が揺れる」と連想 され、結婚式にはふさわしくないとされています。
腕時計は外きて参加するのがマナー
さらに、腕時計を身に着けていると、「時間を気にしている」「早く帰りたがっている」という連想 につながるため結婚式では外しておきましょう。
上記のように、結婚式では気を付けるべきアクセサリーのマナーがあります。
結婚式のお呼ばれに相応しいアクセサリー
結婚式に合うアクセサリーといえば、フォーマルな印象を与えるパールか華美過ぎないダイヤのネックレスではないでしょうか。
基本的に白色のアクセサリーは花嫁の色と被ってしまうのでNGですが、上品な印象を受けるパールは冠婚葬祭どんなときにも身に着けられるアクセサリーです。
ネックレス、ピアス、指輪など、パールアクセサリーが一つあると、安心かと思います。
結婚式のお呼ばれで靴・ストッキング・足もとのマナー
結婚式に履いていく靴に関しては、ドレスほど気にしすぎなくても大丈夫です。
色も、白や黒でもOKですし、革素材も男性が革靴を履くのがマナーとされているので、深く考えすぎなくても問題ありません。
結婚式に履いてはいけない靴とは
結婚式では、洋服ほど靴に気を使わなくても良いとはいえ、いくつかNGなデザインもあります。
サンダルやブーツ
例えば、サンダルやブーツはカジュアルなデザインになってしまうので、結婚式会場では履いてはいけません。
どうしても冬場は寒いという場合は、会場まではブーツや防寒靴で、会場に着いたらパンプスに履き替えるという人もいます。
荷物は多くなりますが、クロークに預けるようにしましょう。
つま先が出る靴はNG
また、つま先がでる靴は避けなければなりません。
これは「妻が先に出る」と連想されるので、縁起が悪いとされています。
そのため結婚式では、基本的にパンプスを選ぶようにしましょう。ヒールの高さもヒールが3センチ以上あるものが良いとされています。
しかし、妊娠中の方やけがをしている方はヒールを無理に履かなくても大丈夫です。
どうしても、ぺったんこなパンプスはカジュアルに見えてしまいますが、バレエシューズだとフォーマルにも合うデザインが多く、種類も豊富なので履きやすいのではないかと思います。
結婚式に白ストッキングの色は?
また、ストッキングの色についてもルールがあります。
黒いストッキングは喪服のイメージ になってしまいますし、カラータイツはカジュアルに見えてしまいます。
結婚式に着用するストッキングは必ずベージュの色の物を選ぶようにしましょう。
結婚式にワンピースはカジュアルすぎる?マナーについてのまとめ
これまで結婚式といえば、格式高いホテルや結婚式会場で盛大に行うのが主流でした。
結婚式に招待されるゲストも会社関係者や親族が多く、参加者は立ち振る舞いや服装などしっかり考えなければいけませんでした。
しかし、最近の結婚式は多様化していて、新郎新婦もゲストもみんなで楽しみながらお祝いしよう!という、アットホームな雰囲気の結婚式も増えてきています。
あまり考えすぎず、最低限のマナーを守って、おしゃれを楽しみながらゲストとして参加するといいのではないでしょうか。
とはいえ、縁起が悪いとされる服装やカジュアルすぎる服装を気にする方や世代の人もいます。
カジュアル過ぎると肩身が狭くなりますので、今回ご紹介したマナーを読んで、場違いにならない服装で結婚式に参加したいですね。